初心者WEBライターは、自分の文章に自信がなかったり、文字数を稼ごうとしたりして、つい冗長表現を使ってしまう傾向にあります。初心者でクライアントからの修正依頼が多い原因の多くは冗長表現である場合が多いです。
では、冗長表現とはどのようなものなのか、なぜやってはいけないのか、解説していきます。
冗長表現とは?
冗長表現とは、無駄が多くて長い文章表現のこと。
日常生活で使う分には違和感はありませんが、WEB上の文章では読者に読みにくい印象を与えてしまいます。
では、具体的にどのような文章が冗長表現にあたるのでしょうか?具体的に解説していきます。
「〜することができる」
「私は文章を書くことができる。」
こちらの文章、一見違和感ないように思えますが、冗長表現としてクライアントからよく指摘されます。
この文章を修正すると…
「私は文章が書ける。」
これだけでシンプルで言いたいことが一発で分かる文章になりますね。
「の」の連続
「若い女性の間で人気の商品」
こちらも間違いではないですが、もう少しシンプルにできます。
「若い女性に人気の商品」
言いたいことはしっかり伝わりますね。これは、無意識にやってしまいがちな表現なので、注意しましょう。
「という」の使い方
「WEBライターという仕事は楽しい」
これも間違いではありませんが、やや言い回しが気になります。これを直すと、
「WEBライターの仕事は楽しい」
「という」があるかないかで文章の印象が変わりますね。スッキリした文章に見えます。
「こと」の使い方
「私が考えていることを友達に伝える」
これも違和感ないですよね?でも…
「私の考えを友達に伝える」
に直すと、シンプルな文章になります。
冗長表現を使ってはいけない理由
このように、日常生活で何気なく使っている表現でも、WEB記事では指摘されることが多いのが冗長表現です。ではなぜ、冗長表現を使ってはいけないのでしょうか?
理由は単純で、「読者が読みにくさを感じる」からです。WEB記事は、読者に読んでもらってはじめて価値が生まれます。その読者に読みにくさを印象つけてしまう文章をクライアントは嫌います。
まとめ:完結にわかりやすく伝えよう
今日は冗長表現について解説しました。
過度に避ける必要はないかもしれません。文章のリズム感を大切にしたい場合、冗長でも使ったほうが良い場合もあります。
ライターは、常に読者目線に立って完結にわかりやすい文章を書くことを意識できるといいですね。